■女性が建設現場で働くなんて無理?変わりゆく業界の常識
「土木や建設の仕事に興味があるけれど、女性の私には無理でしょうか?」
キャリアアドバイザーとして活動していると、こうした相談を受けることが年々増えています。
確かに、ひと昔前までは「建設現場=完全な男社会」でした。「きつい・汚い・危険」の3Kに加え、「女性用のトイレがない」「着替える場所がない」「怒鳴り声が飛び交う」といった環境が当たり前だった時代もあります。これでは、どんなにやる気があっても二の足を踏んでしまうのは当然です。
しかし、今の建設業界は劇的に変化しています。
国が主導する「けんせつ小町(建設業で活躍する女性の愛称)」の活動や、働き方改革の推進により、女性が働きやすい環境整備が急速に進んでいます。力仕事の軽減や、清潔な設備の導入など、女性だけでなく男性にとっても快適な職場へと生まれ変わりつつあるのです。
この記事では、土木作業員や技術者を目指す女性のために、現場のリアルな実情と、女性だからこそ活躍できる理由、そして後悔しない会社選びのポイントを解説します。
【目次】
- - ■女性が建設現場で働くなんて無理?変わりゆく業界の常識
- - ■女性が現場で活躍できる「本当の理由」と仕事内容
- - ■作業員だけじゃない!高収入と安定を目指す「技術者」への道
- - ■ここだけはチェック!女性が働きやすい建設会社の見極め方
- - ■和歌山・三重で女性が輝く現場を作る「株式会社野平組」
- - ■まとめ・背中の後押し
■女性が現場で活躍できる「本当の理由」と仕事内容

・「力仕事」の割合は減っている
「土木作業員=重いものを担いで走り回る」というイメージが強いかもしれませんが、現代の土木工事は「機械化」が進んでいます。
重い土砂を運ぶのはダンプカー、地面を掘るのはショベルカーの役目です。もちろん体力が全く不要なわけではありませんが、腕力よりも「重機を正確に操作する技術」や「段取りの良さ」が求められる場面の方が圧倒的に多いのです。
そのため、男性に比べて腕力が劣る女性でも、機械操作の資格を取得することで、現場の主戦力として対等に渡り合うことができます。
・女性ならではの「細やかさ」が現場を救う
実は、多くの現場監督や経営者が「女性が現場に入ると雰囲気が良くなる」と口を揃えます。
土木工事は、ミリ単位の精度が求められる繊細な作業の連続です。女性特有の「細部まで気がつく観察力」や「丁寧な作業」は、品質管理において非常に重宝されます。
また、コミュニケーションにおいても、物腰の柔らかい女性がいることで現場のピリピリした空気が緩和され、チームワークが向上するというメリットもあります。近隣住民への対応などでも、女性のソフトな対応が高い評価を得るケースが多く、今や女性は現場にとって欠かせない存在になりつつあります。
■作業員だけじゃない!高収入と安定を目指す「技術者」への道

・未経験から「施工管理」を目指す選択肢
もしあなたが建設業界への転職を考えているなら、単なる「作業スタッフ」としてだけでなく、「施工管理(現場監督)」や「土木技術者」を目指すことを強くおすすめします。
施工管理とは、実際に作業をするのではなく、工事のスケジュール管理、安全管理、写真撮影、書類作成などを行う「現場の指揮官」です。
この職種は、体力的な負担が比較的少ない一方で、専門性が高く、給与水準も高いのが特徴です。最近では、タブレット端末を使った管理業務も増えており、事務処理能力やマルチタスクが得意な女性の適性が非常に高い職種と言われています。
・資格は一生モノの武器になる
建設業界の最大の魅力は、「資格さえあれば、どこに行っても仕事に困らない」という点です。
例えば、結婚や出産で一時的に現場を離れたとしても、「土木施工管理技士」などの国家資格を持っていれば、復帰は容易です。全国どこでも需要があり、年齢を重ねても知識と経験で勝負できるため、ライフイベントが多い女性にとって、実は非常に相性の良い業界なのです。
「手に職をつけて、自立して生きていきたい」と考える女性にとって、土木の技術者というキャリアは、最短ルートの一つと言えるでしょう。
■ここだけはチェック!女性が働きやすい建設会社の見極め方

・絶対に譲れない「トイレ」と「更衣室」問題
女性が建設現場で働く上で、避けて通れないのが「生理現象」や「着替え」の問題です。
面接や企業選びの際、遠慮せずに必ず確認してほしいのが「現場のトイレ環境」です。一昔前のような「汚い・臭い・和式の仮設トイレ」しかない現場は、女性にとって過酷すぎます。
現在、国土交通省も推奨している「快適トイレ(水洗、洋式、手洗い付き、鏡付き)」を導入しているか、あるいは近隣のコンビニや施設を利用できる体制が整っているか。また、着替えや休憩のための「女性専用スペース(または鍵付きの更衣室)」が確保できるか。
これらはワガママではなく、働く上で最低限必要な条件です。これらを「当然のこと」として配慮してくれる会社こそが、長く働けるホワイト企業と言えます。
・「女性だから」と特別扱いしすぎない会社を選ぶ
意外に思われるかもしれませんが、過剰に「お客様扱い」をする会社も注意が必要です。
もちろん、体力面での配慮は必要ですが、プロとして仕事を覚えたいのに「危ないから見てるだけでいいよ」と仕事を任せてもらえないと、いつまで経っても技術が身につきません。
理想的なのは、性別に関係なく「一人の技術者」として対等に接し、その人の適性(体力や得意分野)に合わせて適切な役割を与えてくれる会社です。
「女性の採用実績はあるか」「どんなキャリアを描いている先輩がいるか」を質問し、会社のスタンスを確認しましょう。
■和歌山・三重で女性が輝く現場を作る「株式会社野平組」

・「ソーラーハウス」で実現する清潔・快適な休憩環境
もしあなたが和歌山県や三重県で、環境の整った建設会社を探しているなら、ぜひ株式会社野平組(のひらぐみ)の取り組みを知ってください。
私たちは、現場で働く全社員の「働きやすさ」を追求しており、特に力を入れているのが現場休憩所の革命とも言える「ソーラーハウス」の導入です。
これは太陽光発電で動く移動式の休憩室で、エアコン、冷蔵庫、電子レンジを完備しています。夏は涼しく、冬は暖かい環境で休憩できるだけでなく、外からの視線も気にならないため、化粧直しや着替えも安心して行えます。
「現場は汚れるもの」という常識を変え、清潔で快適なベースキャンプを提供することで、女性も安心して働ける環境作りを進めています。
・資格取得を全額サポート!一生モノの技術を
野平組は、国交省関連の公共工事をメインに行う、創業90年以上の歴史ある企業です。安定した基盤があるからこそ、社員の育成にコストをかけることができます。
建設業界未経験の方でも安心してスタートできるよう、先輩社員が丁寧に指導します。さらに、現場監督や技術者になるために必要な「施工管理技士」などの国家資格取得にかかる費用は、会社が全額負担します。
「手に職をつけたい」「安定した収入を得て自立したい」という意欲のある方であれば、性別や経験は問いません。私たちは、あなたのチャレンジを全力でバックアップします。
■まとめ・背中の後押し
「建設現場=男の職場」という時代は終わりました。
今は、女性ならではの視点や能力が、現場の安全や品質を高める不可欠な要素として求められています。もちろん、外での仕事なので夏は暑く冬は寒いという厳しさはありますが、それ以上に「地図に残る仕事」を成し遂げた時の達成感は、他の仕事では味わえない格別なものです。
野平組では、やる気のある方が性別を理由に諦めることのないよう、環境を整えてお待ちしています。
「実際の現場の雰囲気を見てみたい」「トイレや休憩所を確認したい」というだけでも構いません。まずは一度、会社見学に来てみませんか?
あなたの新しいキャリアの第一歩を、私たちがサポートします。
▼野平組の採用情報・募集要項はこちら
https://www.nohiragumi.com/recruit
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